大喜利大使館
お題
ド変態に飼われているヘビの特徴
ハシリドコロさんの作品
 人間の心の中には誰しも幼い自分が住んでいて、いつまでも昔のことで泣いたり怒ったりしている。大人になった人間は、そんな小さな自分を両手で抱きかかえて、「もう大丈夫だよ」「それはつらかったね」と、自分で自分に同情し、慰めてあげることができる。
 しかし、ド変態は人に同情することができず、したがって心の中の分身を慰めることもできない。心の中で幼いド変態が暴れると、大人のド変態はそれを制御できず、周りの人に迷惑をかけたり、嫌われたりしてしまう。ド変態が幼い自分と向き合うにはどうしたらいいだろうか。
 ヘビの心の中にも幼いヘビがいる。ヘビには幼い自分を抱きかかえる両手がない。ぬくもりを感じさせる体温もない。心の中の幼いヘビが暴れた時、ヘビはどうするか。ヘビはその毒牙を使って、幼い自分を毒殺する。ヘビは、かつての自分を殺すことで、大人のヘビになる。残酷なようだけど、そもそもヘビは人間とは違う生き物だ。もっとも、ヘビは皮を脱ぎ捨てて大きくなる生き物だから、過去を切り捨てることに慣れているのかもしれない。
 ド変態は、そんなヘビを見て、昔の自分を殺すやり方を知った。抱きしめる力加減は難しくても、殴り倒すのは精一杯やるだけだからわかりやすい。ド変態はもう、周りの人に迷惑をかけたり、嫌われたりしない。
 でも、これでいいんでしょうか。
◆この作品へコメントを投稿できます。
お名前:
コメント:
名前
2点ピンクマン
3点ナルシマアンバイ
2点初ギプス
2点武甕雷
3点564
2点ヒポポタマス
2点魔理沙
3点すじこ
3点森森
3点卓球部
2点サプリヶ丘
4点臭い紅茶
3点祭囃子
2点ぺいです